こんにちは、majoです。
1月30日(日)に、大阪国際女子マラソンが開催され、松田瑞希選手が、2時間20分52秒で、堂々の優勝で終了しましたね。
かなりのハイペースで、大会新記録を上回るのではないかと期待される走りでしたが、その理由の一つに、ペースメーカーの存在が、話題になっています。
私も、テレビで応援していましたが、女子マラソンなのに、男性が走っているので、不思議に思いました。
普通は、女子マラソンには女性のペースメーカーですが、今回は女子マラソンに、男性のペースメーカーが起用されていたのです。
しかも今回のペースメーカーは、かなり有名な方達で、豪華すぎるとtwitterでも、トレンド入りをしたようです。
今回は、このマラソンのペースメーカーについて調べてみました。
◆大阪国際女子マラソンを含む、ペースメーカーの役割は?
◆大阪国際女子マラソンを含む、ペースメーカーのルールは?
◆大阪国際女子マラソンでの、報酬はあるのか?
◆大阪国際女子マラソンで、ペースメーカーになった人の紹介
以上が、今回でわかることです。
大阪国際女子マラソンを含む、ペースメーカーとは
一般にペースメーカーというと、電気の刺激を心臓に伝えて心臓を動かす器械です。心臓の鼓動を正しいリズムにして、脈拍を正常に保ちます。
そのように、マラソンにおいても、レース前にあらかじめ設定されたペースで、先頭を選手と共に走って、ペースを保つ人の事です。
1980年代に、欧米の主要マラソンに賞金が導入されたときに、むやみな駆け引きをさけ、好成績を残すことが出来る手段として、登場しました。
国際陸連(IAAF)の競技規則では「事前に公表し専用のゼッケンを着ける」などの条件付きで、認められています。
明日、第41回大阪国際女子マラソン。
2年連続でのペースメーカーを務めさせていただき、明日は第3ペースメーカーを務めさせていただきます。ターゲットタイム、2時間24分台。
選手の応援をよろしくお願いします。#大阪国際女子マラソン pic.twitter.com/q0UuEF4jI7
— 岩田 勇治 (@YujiPonpon) January 29, 2022
ペースメーカーの役割
ペースメーカーの役割は、2つあります。
ひとつは、「レースを先導する」という事です。
先程も申し上げましたが、ペースメーカーというだけに、一定区間の間を、設定されたペースで走りますので、選手の走りのペースの目安になり、選手はペースメーカーに合わせて走ることで、気持ち的に楽に走れます。
そして、もうひとつは、「選手たちの風よけ」になるという事もします。
レースで先頭を走ると、空気抵抗をうけて、選手のスタミナ消費が増してきます。それを、避けるためにペースメーカーが、盾となり風対策をするのです。
大阪国際女子マラソンでも、第2集団はペースメーカーが、選手の前を走っていましたね。
大阪国際女子マラソンやってるよ
松田瑞生選手!優勝🥇間違いないでしょう。後はタイム、20分切って欲しい。
御堂筋とか、大阪の街並みが観れるのも懐かしい。
[腹筋女王]と言われて松田瑞穂後、ペースメーカーの(川内優輝)
この選手にも、頭が下がりますね pic.twitter.com/qsAFgRyKx1— 伊藤 あきお (@DgFvg0fdOFyqVzj) January 30, 2022
大阪国際女子マラソンを含むペースメーカーのルールは?
明確にペースメーカーのルールというのは、決められてないようです。
と、言うのも、大会の主催者との契約内容によって決まるからだそうです。
大会主催者が、走る距離やペースといった条件をペースメーカーに示して、それを守ることが出来るのが条件です。
大阪国際女子マラソンのペースメーカーに寺田くん!!
でもギリ見れない😭 https://t.co/0VUYw8MlrX— ひろふぁ (@hiropa_517220) January 30, 2022
上の表にもそれぞれのペースが提示されていますね。
大体共通している条件は
①ペースメーカーに課される距離は、ほぼ25キロから30キロまで。
(今回の、大阪国際女子マラソンでは、40キロ走ってます。)
②1キロを、3分をメドにした正確な走りが求められます。
③完走してよい場合と完走が許されない場合があります。
完走して良い場合は、そのまま走り続けて優勝した選手もいます。
2012年に、川内優輝選手が、弟さんのペースメーカーとして参加していたのですが、途中で弟さんが遅れ始め、そのまま弟さんを残して走り続け、先頭の選手を追い抜き優勝したのです。
ルール的には、大丈夫な事なのです。
どちらにせよ、決められたペースで、正確に走り続けれないといけないという事です。
大阪国際女子マラソンでの、報酬はあるのか
さて、ここで、皆さんは、ボランティアなの?それとも、報酬はあるの?という疑問がわいてきます。
調べてみました。
報酬はあるのです。
大会によっても、金額は変わりますが、結構いい値段です。。
だいたい、一つのレースにつき報酬は、100~300万円ほどで、走る人の能力に応じて、差が出るようです。
大きな国際大会になると、300万円を超えることもあるそうです。
お隣の中国では、1㎞ごとに1万円と決まっているそうですよ。
想像ですが、今回の大坂国際女子マラソンでの、川内選手レベルになると、300万は超すのではと、言われています。
誰がその報酬を決めるのか?
一般的にペースメーカーをランナーに依頼するのは大会主催者という事です。
前にも、述べましたが、大会主催者が走る距離やペースといった条件をペースメーカーに提示して、それを守ってもらうことで報酬を渡しています。
大会を牽引するペースを保つことが出来る人のみが出来ることなのですね。
ペースメーカーを引き受けるランナーは、得られる報酬ももちろんですが、大会に参加することで、自分の実績作りを目的に、引き受けているケースもあるという事です。
一石二鳥ですね。
でも、そのためには、日ごろのたゆまぬ努力が、必要になってきます。
大阪国際女子マラソンのペースメーカーたちを紹介
今回の大阪国際女子マラソンの豪華と言われている、ペースメーカーたちを紹介します。
全部で6名います。先頭集団、第2集団、第3集団の3つに分かれています。
先頭集団
氏名 | 生年月日 | 自己ベスト記録 | |||
神野 大地 | かみのだいち | 1993-09-13 | 28 | ’21 防府読売2位 | 2:09:34 |
福田 穣 | ふくだ じょう | 1990-12-31 | 31 | ’18 ゴールドコースト | 2:09:52 |
田中 飛鳥 | たなか あすか | 19989-11-05 | 32 | ’18 東京16位 | 2:10:13 |
先頭集団を、3人のペースメーカーが先導していますね。
神野大地、人生初のペースメーカー「任務を無事終えました」/大阪国際女子マラソン https://t.co/cT3WatXChs
— ショーケン (@8agfAPc9f9e7ZsE) January 30, 2022
神野大地さんのツイッターです。プロランナー日誌を付けているんですね。
プロランナーの練習日誌(2022年1月 17日〜1月23日)|神野大地 Daichi Kamino #note https://t.co/hMfPCv22fH
— 神野大地 Daichi Kamino (@daichiagu) January 27, 2022
そして、この方は、 2015年箱根駅伝競走で、往路・第5区の山登り区間において、区間新記録を打ち立て、「三代目山の神」と呼ばれている、すごい人なんです。
福田 穣さんは、緑色の頭で走っていて、かなり目立ちました。
大阪国際女子マラソン の
ペースメーカーの男性、、
芝生かぶってるの? pic.twitter.com/9ITMoup7l7— Gun&Guitor LIFE の まぅ (@RitchieBlackmau) January 30, 2022
suumo君とか、猫草とか言われてましたね。
こちらは、マラソン最後の記念撮影ですね。
一番右の金髪頭の方が田中飛鳥さんです。
第一集団を引っ張って下さった
神野大地選手、福田穣選手、田中飛鳥選手
本当に心強かったです。
お力添えしていただき、ありがとうございました。
感謝の気持ちでいっぱいです^^🥀 pic.twitter.com/4jRQzo8Ldb— 松田瑞生 (@Mzk0531Mzk) January 31, 2022
途中で、2位の上杉真穂選手が、だんだん遅れてきた時に、心配そうに何度も振り返っていましたね。印象的でした。
第2集団
氏名 | 生年月日 | 自己ベスト記録 | |||
川内 優輝 | かわうち ゆうき | 1987-03-05 | 34 | ’21 琵琶湖毎日10位 | 2:07:27 |
寺田 夏生 | てらだ なつき | 1991-08-30 | 31 | ’20 福岡国際3位 | 2:08:03 |
川内優輝選手は、公務員ランナーとして登場して、現在ではプロになっています。マラソンに一途で、いろんな意味で有名ですね。
マラソンにかける情熱が、走る姿に垣間見れます。
こちらは、大阪国際女子マラソンで一緒にペースメーカーをした、寺田夏生選手と一緒のツイッターです。
大阪国際女子マラソン走った選手の皆さま&関係者の皆さま、お疲れさまでした! pic.twitter.com/ott3yWk1xh
— てらだ なつき (@YJvTHUL4PeFrDAz) January 30, 2022
寺田夏生選手は、2011年の箱根駅伝で、アンカーでしたが、最後にゴールの道を間違えて、皆をひやりとさせたことで、有名ですね。
第3集団
氏名 | 生年月日 | 自己ベスト記録 | |||
岩田 勇治 | いわた ゆうじ | 1987-07-09 | 34 | ’20 東京23位 | 2:08:45 |
32歳の岩田勇治も高速化、自己記録45秒更新「ベテランでも進化」 https://t.co/h8w3h6XciJ
— stg(宗太郎峠) (@soutarou_t) March 1, 2020
いちばん最初に、ペースメーカーのゼッケンをつけたツイッターが、岩田選手のユニホームになります。
こうやってみますと、どの方も、すばらしい成績で、マラソン界を引っ張ってくださっていて、ほんとに豪華なメンバーですね。
まとめ
今まで、ペースメーカーの事について調べてきました。
その存在は、知ってはいましたが、今回ほど、クローズアップされた大会も珍しいのではと思ってしまいます。
今回の大阪国際女子マラソンでは、走者の女子選手より、体の大きな男性のペースメーカーが、かなり目立っていました。
目立ちすぎてじゃま、とか、過保護すぎとか、いろいろな意見もあるようです。
私個人としては、今回は、メインの女子選手の頑張りも見れたし、豪華なペースメーカーの面々の走りも見れたという事で、少し、お得感を感じたのは、私だけでしょうか?
ペースメーカーの存在を、皆にわかってもらえたという事にも、意義はあったのではと思います。
今回は、大阪国際女子マラソンのペースメーカーに焦点を当てて、調べてみました。
みなさんの、今後の活躍に期待しています。
最期まで、読んでくださってありがとうございます。
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