こんにちは、Majoです。
海外旅行に興味をもって、本格的な旅行が添乗員付きのパック旅行「イタリア一周」でした。
この後、私たちの海外旅行は、だんだんと個人旅行にシフトしていくのですが、ここではパック旅行のメリットとデメリットな点を挙げていきたいと思います。
海外旅行が、初めてという方は、パック旅行は最適だと思います。
パック旅行のメリット
パック旅行のメリットは、たくさんありますが、3つにまとめてみました。
- 安心
- 効率的
- 楽
では、一つ一つ説明します。
添乗員さんがいて安心
世の中、どんな事でも絶対という事はありません。特に旅行となれば、いろんなアクシデントやハプニングが起こります。
今回は、添乗員付きでしたので、困ったこと、相談したいこと、日本語で添乗員さんに尋ねることが出来るので、すぐ、対処してもらえました。
この、イタリア旅行でも、途中で気分が悪い人や、持病が悪化した人とか、おられましたが、ベテランの添乗員さんが、付き添ってお世話をされてました。
当人たちも、動揺することなく、安心して旅を続けれたと思います。
また、イタリアの話ではなくて恐縮ですが、
私がベトナムに個人旅行した時、帰りの空港で搭乗検査の為、入場すると、係員が私を引き留めて、「こっちに来てくれ」と先に入場した主人を置いて、別室に案内されました。
言われるがままに、その部屋に入ると、何やら鬼瓦のような怖い顔をした体格のいい検査官が、カウンター越しに「これは、あなたの荷物か」と私のスーツケースを指します。
「イエス」と言うと、いきなり大声で、手を振り上げて「オボン」「オボン」と怒鳴り始めました。
「おぼん?」何のことか、意味が解りません。ベトナム語だろうか?
意味が解らないと言うと、ますます怒って、「オボン」「オボン」と怒鳴るのです。
どうしょう!主人は先に行ってしまったので、戻ってくることはできません。
私一人、この怖い検査官の前で、固まってしまいました。
この時ほど、添乗員のいるツアーだったら、飛んできて対処してくれるのにと、思ったことはありません。
泣きそうになりながら、怖い検査官の様子を見ていると、なにやら、両手を何回も上げ下げをしています。
「ん?」スーツケースを開けろって意味かしら?
おぼん⇒おーぼん⇒おーぷん⇒OPEN
すっごくなまった、英語のOPENでした。
標準語の英語をつかってくれ!
結局、開けようとすると、その検査官は「もういい、帰れ」と言って、スーツケースを開けないうちにその部屋から追い出されました。
「な、なに?」訳が分かりませんが、誰も誤ってくれません。
怒られ損ってこの事?
添乗員さんがいてくれたら、何があったのかの説明ぐらいしてくれると思うのですが、世の中、何が起こるかは、本当にわからないものです。
まじで、怖かったです。
観光地巡りが効率的
これは、イタリアのように世界遺産が世界一多い国で、見どころがたくさんあるという事は、なかなか観光地も絞ることが難しく、そして、何度も後で行けるような距離ではありません。
そうなると、一回の旅行でなるべくたくさんの所を観ようという事になります。
そのため、効率よく観光地を回る必要があります。
今回は、ローマ⇒ナポリ・カプリ島⇒ローマ⇒フィレンツェ⇒ピサ⇒ベネチア⇒ミラノ
という、9日間の旅でした。
この行程を個人旅行で計画したら、かなりの労力と時間がかかり、9日間では回れないと思います。
旅行会社もよく旅程を考えていますね。とても、効率的です。
しかも、添乗員さんが、現地のガイドさんと一緒に、観光案内をしてくれるのですから、こんなに頼もしいことはありません。
移動・観光すべて楽
そして、パック旅行の最大良い所は、「楽」な所です。
なにしろ、荷物をもって移動することが少ない。
地方の空港にスーツケースを預けると、直接国際空港まで運んでくれる。
旅先の移動も、目的地まで、バスで移動することが多いので、ホテルの玄関まで持って出たら、後は、バスの荷物置き場に収納されて、それでおしまい。
観光地まで、バスにただ乗っているだけで到着する。道順や、運賃の事など気にかけなくていい。
観光地に着いたら、歩きになることもあるが、案内してくれるので、ついて行くだけでよい。
食事が付いていることが多いので、自分でレストランのメニューとにらめっこをすることもない。料金の心配もない。
言葉が通じなくても、添乗員さんがいろいろ教えてくれるので、心強い。
ほんとに「楽」ですね。
パック旅行のデメリット
今まで、メリットをあげましたので、デメリットな点も3つあげます。
- 食事の内容
- 自由度
- ホテル
食事の内容が選べない
この楽な旅行は、大変楽しかったのですが、私的には、少し不満もありました。
当然、私たちの事ですから、なるべく旅行代金の安いのを選んでおりましたので、いたり尽くせりのパック旅行とは、少し違っておりました。
やっぱり、旅行代金の高い旅行は、内容的にもいいです。
旅程は、ほとんど変わらないのですが、食べ物に差が出ておりました。
団体旅行で行く、レストランや、観光地などは大体決まっているようです。
カンツォーネを聞きながらの夕食会では、いくつもの団体さんと、レストランで一緒になります。
そこで、食事の内容が違うのです。
品数が少なかったり、デザートがついてなかったり、皆よその団体さんの食事を見て、自分たちも同じようなのを食べるのだろうと想像するのですが、出てくる食事が全然違うものだったりすると、皆の顔が「がっかり顔」になるのです。
今回は、いろんな場面で、そのようなことがありました。
面白いですが、食べ物の恨みは怖いですよね。
安いツアーでしたから、仕方ないですが・・・
イタリアに行ったって言うと、みんな口をそろえて、「イタリアは、食べ物がおいしいから、よかったでしょう?」言います。
一応「そうね」とは答えます。
自由な行動ができない
イタリア一周を9日間で回ろうというのですから、旅程はびっちり決まっております。
ローマからフィレンツェに行く日などは、朝食が6:00でしたので、5:00過ぎに起きて、食事に行きました。基本、私は朝抜きが多くて、6:00の朝ご飯なんて、食べたことがありません。
でも、食べておかないと、途中でおなかが減ってもバスの中だと、食べれないので、無理やり食べました。
これが、悪かったのでしょう、その日一日、胃の調子が悪く、散々でした。
自分の体を、旅程に合わすことに少し、無理を感じたのも事実です。主人はケロッとしてましたけどね。
それから、ベネチアに行った時、なぜか途中で時間が、足らなくなり、買い物をする時間が50分しかありませんでした。
添乗員さんが叫びます。
「必ず、50分後には帰ってきてくださいね。遅れると、帰りのバスに間に合いません。」
多分その時は、団体バスの時間が決まっているようでした。
まるで、修学旅行の生徒のように、一斉に散って時間を気にしながら、買い物をしました。
ベニスは良い所でした。できたら、ここに1泊したい。
でも、無理ね。自由にゆっくり買い物もしたかった。そう思いました。
やはり、団体旅行ですから、それぞれの希望通りの事など、出来ないのはあたりまえですよね。
ホテルを選べない
これは、もう選ぶことはできないですね。
旅程と料金と相談して、決まっているものですから。
ホテルもパターンがあります。
最初のホテルは俗にいう、そこそこのホテルです。
私達の初日のホテルはエアコンもなくて、室温調整ができなくて、寝れなかったという人が続出しました。これから、こんなホテルばかりなのかと心配になりました。
が、少しづつグレードアップしていきます。
今回も、最後のホテルは、俗にいういいホテルでした。
終わり良ければ総て良しで、やはり旅は、ホテルの印象で決まります。
旅行会社も考えてますよね。
個人旅行の目覚め
この旅行に日程は、実は8日でした。
私達は、少し、自由度が欲しくて、1日延泊して、9日にしました。
ですから、最後の日はフリーで自分たちで、「コモ湖見学」をするつもりでした。
ですが、帰りの飛行機が夜便という事もあって、「コモ湖ツアー」を希望者に追加料金で、添乗員さんが連れて行ってくれるという事で、昼間はそれに参加しましたが、その後はみんなと別れて個人行動となりました。
夕食も、自分たちでチャレンジでした。
読めないメニューを見て、分かる単語を想像しながら、選びました。
水牛のモッツァレラチーズのサラダを選んだのですが、それが、すっごくおいしくて、モッツァレラチーズってこんなに美味しかったのかと、感動しました。
日本に帰って、モッツァレラチーズを食べましたが、全然違う!
やっぱり、イタリアの食事っておいしいんだと、感心した次第です。
そんな、こんなで、たった一日ですが、今まで団体行動で縛られていた分、開放的になり、些細ですが、自分たちだけで、レストランに入ったり、ガレリアを歩き回ったり、自由に行動できる喜びを味わったのでした。
そして、次にもし、海外旅行に行けるとしたら、自分たちで好きなように旅したい。と言う思いがむくむくと湧き上がるのを感じました。
個人旅行の目覚めでした。
まとめ
今回は、添乗員付きパック旅行での、イタリア一周旅行をもとに、メリットとデメリットの話を進めてきました。
添乗員が付いていなくても、パック旅行は現地に、お世話をしてくれる方がおられます。何かあっても、そこに申し出れば、対処してもらえるのでいいですよね。
わがままを言わなければ、初心者には本当のおすすめは、パック旅行です。
それに、少し慣れてくれば、自由時間やフリーデーのあるパック旅行で少しづつ、旅の計画が立てれるようになれば、是非個人旅行にも挑戦してください。
たくさんの所は、観光できないかもしれませんが、きっと心に残る旅になるでしょう。
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